奈良医大に初めて来る人が高確率でたずねること、それは「奈良医大って鹿いないの?」
そう、奈良医大周辺には鹿はいません。鹿がいるのは奈良市内の東大寺や興福寺、春日大社周辺です。奈良医大は奈良市から約20km南の橿原市にあります。橿原市の人口は約12万人、奈良県内では奈良市(人口約35万人)に次ぐ第2都市です。※2023年5月時点
奈良医大って鹿いないの?
橿原市の特徴
橿原市の特徴をいくつか述べると「程よい田舎」「出かけやすい」「歴史」でしょうか。もちろん大都市ではありませんが、不便というほどでもありません。橿原市の中心は近鉄大和八木駅で、周辺には研修医や医大学生も多く住んでおり、平日夜にも飲食を楽しむ人々が絶えません。奈良盆地の南の拠点として、観光シーズンには多くの旅行者で賑わいますし、大阪のベッドタウンとして発展してきましたので、住み暮らすのに適した土地柄です。
橿原市役所分庁舎から見た景色
※画像は横にスクロールしてご覧ください。
南側(奈良医大方面)
北側(近鉄大和八木駅ロータリー方面)
程よい田舎
他府県の地方都市と同様に、日常生活に必要なもので困ることはなく治安も良いと言えます。大都市ほど家賃は高くありませんし、オートロック付きのマンションから一戸建て、あるいはとにかく安い物件など借りられる住居の選択肢も様々です。西日本有数の規模の橿原市内のショッピングモールまで、大学病院の横のバス停から直接バスで往復できますので、利用している人は多いでしょう。
出かけやすい
大阪のミナミ(難波)までは電車の本数も多く近鉄特急で31〜34分ほどですから、平日でも十分出かけられる範囲です。東京までは京都駅での乗り換え1回で、近鉄大和八木駅20時23分の特急に乗れば、その日のうちに新幹線で東京駅に着きます。他府県への帰省も楽ではないでしょうか。関西国際空港までは自動車で1時間と少しで、出張や旅行にも便利です。公共交通機関を用いて県内だけでなく周辺の府県から受診される患者さんもたくさんいらっしゃいます。
歴史
大学病院は藤原京(694-710年)だった場所の中に建っています。遺跡が多く残る飛鳥は自転車で行ける範囲です。また、歩いて5分ほどの今井町は現在でも江戸時代の街並みが残り、造り酒屋や喫茶店めぐりが人気です。歴史に興味がなくても特に人生では困りませんが、海外から大学病院を見学に来られる医師を観光案内するととても喜んでもらえたりしますので、その地の文化について知っていても損ではないかな、と思います。
生活に快適と思う基準はもちろん人それぞれだと思いますが、奈良医大周辺は余裕を持って生活を楽しみ、研修に専念できる環境が整っています。実際に街の雰囲気は時間帯で違ったりしますから、病院見学に来られる際は大学病院だけでなく周囲の環境も1日かけて見てみてはいかがでしょうか?